芳村社長とドーベルマンのイタチごっこ 第23回 「子ヤギは1時間で立ち、教室は静かに荒れ、親たちは跡を濁さない」

2026.05.07 ブログ

芳村社長とドーベルマンのイタチごっこ 第23回 「子ヤギは1時間で立ち、教室は静かに荒れ、親たちは跡を濁さない」


芳村社長とドーベルマンのイタチごっこ 第23回
「子ヤギは1時間で立ち、教室は静かに荒れ、親たちは跡を濁さない」

社長、帰還。
犬、噛みつく。
ラジオは少し噛みました。

前回25分間を犬一匹に明け渡されたスタジオに、芳村社長が戻ってきました。湯水のように出ていたはずの言葉を探しながらの復帰です。前回のひとり回を「いいラジオでしたよ」と評する社長。犬は「羽伸ばさせてもらいました」と返します。ねぎらいなのか皮肉なのか、判別はつきません。

前回のスタジオで何が起きていたのかを聞き出す前に、話はヤギへ移ります。

「ヤギ、赤ちゃん生まれとるよ」

近所のおばあちゃんからの報せで、すべてが発覚しました。妊娠しているのか、ただ少しふっくらしただけなのか、誰も確信していなかったヤギのステラが、突然の出産。生まれたての体。立てない足。そこから1時間で立ち上がり、草を食み始める赤ちゃんヤギ。
生命は、予定表を見ません。
それに比べて、中身のない話を電波に乗せることに躍起になっている大人と、ラジオでは見えないのに犬のマスクを被る大人。進化の速度には、個体差があります。

「今日の今昔物語」は、今と昔の学級運営。お悩み相談から始まります。複数の先生が入っても授業が成立しない、笑えない現場の話。動き回る子も、座って学びたい子も、先生も。誰か一人のせいにして終わらせるには、少し雑すぎる現場です。「文子先生がここにいたら」と心の中で願ったお母さんがいたそうです。

赤ちゃんの頃からのスマホ。食事中の沈黙。大人の都合で奪われる会話の時間。芳村社長は、そこまで話を巻き戻します。ドーベルマンは、やっていい時間と、いけない時間を覚えることの話をします。

珍しく、話が横滑りしません。番組としては異常事態です。

仮にこのクラスの担任になったらどうしますか、という問いへの芳村社長の回答は、放送で聞いてください。請求される授業料の桁が、公立学校の常識から外れています。

後半の「どや話」は、グット・ビレッジのPTAについて。パリピ、トゥギャザー、文子(あやこ)。
世間一般のPTAとは、英字3文字以外あまり共有していません。

学童の保護者有志、現在6家庭ほど。明るい。協調性がある。前向き。誠実。優しい。卑屈とネガティブは入れない。採用基準が、急に人間の根本へ降りていきます。

勝手にできて、勝手に仲良くなり、ゴールデンウィークには学童で2泊3日。芳村社長は不在でしたが、玄関に水を撒き、借りた時よりきれいにして帰っていったそうです。使った場所を磨いて帰る親たち。その背中を、子どもたちは見ています。

くらがり渓谷でのマス釣りで、最後まで魚に触れなかった子が、別の家族の手伝いに手を伸ばす。教育という言葉を大きく掲げなくても、だいたい教育はそこにあります。便利なものです。言わなくても成立するところが、さらに便利です。

社長は、同じ場所へ何度も戻ります。

親の姿が、子どもにそのまま映る。
自分勝手な親の子は自分勝手で、優しい親の子は優しい。
低い温度で、低い声で。いつもの番組にしては、妙にまっすぐです。

今日は教育系ラジオです。いつもこんなんじゃないですからね。犬と社長が交互に言い訳をして、25分が終わります。

最後に、番組から重大な告知がありました。6月から、何かが変わるようです。プレゼント企画の気配もありますが、社長のことなので、何かを企んでいるはずです。

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